15日、大塚刷毛製造の協賛により「鉛・PCBの取扱作業による安全対策研修会」を宮崎市のホテルひまわり荘で開催しました。研修会には、約50人の組合関係者や市の職員らが参加。参加者は、講師の説明を踏まえ、鉛・PCBの安全対策等に関する知識と理解を深めました。
主催者を代表して挨拶に立った堂地会長は、協会で行っている安全対策などの活動内容を報告。また、鉛やPCB等の取扱作業に関して「作業中の有機物ばく露防止や剥離剤等の適切な破棄が重要になる」と述べると共に、講習を通じて「現場で役に立つよう、しっかりと学んで欲しい」と、参加者に呼び掛けました。
研修会では、講師として招かれた宮崎労働局健康安全課の松澤良氏が「鉛・PCB等の労働者への安全配慮対策について」と題して講演。講演では、労働災害発生状況や熱中症対策のほか▽化学物質のリスクアセスメント実施義務化▽鉛作業従事者の健康管理▽鉛中毒予防規則―などについて分かり易く解説しました。
講習終了後には、協賛企業の担当者が会場内に特設ブースを設け、防塵マスクなどの安全衛生保護具やエアーシャワーなどの有害物質対策資機材について説明しました。