9月24日、宮崎市内で2019年度の「安全衛生大会」を開催しました。大会には会員企業の代表や職員ら多数が参加しました。安全講話や安全宣言を通じて、参加者一同は安全・安心な職場づくりの重要性を再認識するとともに、無事故・無災害の達成に向けて安全衛生活動を実践することを固く誓いました。
挨拶した緒方克則副会長は、安全衛生大会を継続して開催することの重要性を説くとともに、10月1日~7日を期間とする第70回全国労働衛生週間について言及。「健康づくりは人づくりみんなでつくる健康職場」のスローガンの下、誰もが安心して健康に働ける職場づくりに取り組む必要性を強く訴えました。
特に健康面に関しては、夏場の厳しい暑さを乗り切り、涼しくなってきた今だからこそ、体調・健康管理に留意することが必要と強調。現場や事業所だけでなく、規則正しい食生活や睡眠といった自宅での過ごし方にも注意を払い、これを互いに話し合える環境をつくることも必要ではないかと問いかけ、積極的な自己管理を促しました。
安全環境委員会の永緑拓也委員長は、台風15号により家屋の損壊や停電といった被害が発生している千葉県で、弱みにつけ込んだ悪徳業者による詐欺行為が横行していることに言及。日々の仕事に対する姿勢を見つめ直す機会として捉え、「プロフェッショナルとして確かな技術を提供し、顧客に真摯に対応すべき」と呼び掛けました。
安全講話では、地域医療とスポーツ医療に特化した中村接骨院(宮崎市大塚町)の中村拓未院長が、「現場仕事の方々への身体のセルフコンディショニング」と題して講演。腰・膝・肩の痛みの原因や呼吸と姿勢の大切さを説明し、身体の機能を改善するために自宅で簡単にできるセルフケア・セルフコンディショニングを指導しました。
安全宣言を行った有限会社仲谷塗装店の川越健史は、「我々協会員は各社の職域での安全を守るため、一致団結して労働安全衛生意識の啓蒙、安全作業の追求を実践することを誓い、明るい家庭、明るい職場を築くよう、日々努力していく」と述べました。